Vol.842
本日「新撰組」をTVにてやっておったんじゃぁ。
片岡千恵蔵、大友柳太朗、ほか蒼々たる面々のキャスト。
その中で時々顔を見せるイケメン俳優の名前が思い出せない。
調べたところわかりました。
そう、東千代之介でした。
意外な彼の横顔が出ていたので紹介しておきます。
端正な容貌と日本舞踊で鍛えたしなやかな身のこなしで人気を集め、
中村錦之助、大川橋蔵らと共に東映時代劇の黄金期を支えたが、
時代劇衰退に伴い東映が任侠路線に移行すると昭和40年に退社した。
歌舞伎の世界を捨てて映画俳優に転じた中村錦之助や大川橋蔵が、
俳優として売れなくなっても歌舞伎の世界へ後戻りする事ができないために
ハングリーであったのとは対照的に、千代之介は俳優として駄目でも
いつでも日本舞踊に戻れるということで「欲がなかった」といわれている。
昭和30年代後半になると主演から外れることが多くなった。
スターとしての俳優間の競争では覇気に欠けたが、その反面、
芸能界ではしばしば見られる金銭や男女関係といった
欲がらみのスキャンダルやトラブルについてはまるで無縁で、
常に無欲で腰が低く、子供たちやファンへの対応も親切丁寧で、
清廉潔白なイメージを生涯保ち続けた。
とある。
このころの時代劇の良さと豪華顔ぶれを堪能した一夜でありました。