Vol.717
「ねぇ、ねぇ、怒ってるでしょ!
怒ってない? ホント? 怒ってない?
怒んないで聞いてよ! ねぇ。」
本日学校の帰りに相鉄線「二俣川駅」のホームで
電車を待っていたとき、隣で並んでいた女性二人の
奇妙で大きな声の会話が聞こえてきました。
なぜかその場を離れたいと思う雰囲気だったのですが
まあいいか。と思いとどまりました。
どうもそれが間違いだったようです。
電車が到着して、車内は比較的空いていました。
さてここに座ろうとして荷物を下ろそうと左肘が後ろに伸びたときに
ゴツンとその女性二人のうちの一人の頭?に当たりました。
あっ! と思ったときには彼女は慌てて座ろうとするところだったので
まあいいか。となにも言わずに近くに座りました。
するとですねぇ、
「イタイ! イタイ! 我慢できない! 降りたい! 救急車呼んで!」
しばらくすると
「帰ろ! ママ帰ろ!」
「さっきぶつかったのにオヤジがあやまんないの!」
なんと大きな声でしょうか。
そのオヤジとは私のことじゃないか。。
あぁ困った展開になりつつあるぞ!
もう知らん顔するしかありません。
本当にイヤな15分間でしたが、その時がきました。
彼女は降りる間際に私に詰め寄り、
二度と見たくないような顔でこう言ったのです。
「あなたは私にぶつかりましたね。
あやまってくれなかったのでとても気分が悪かったです。」
私に言わせれば、慌てて座ろうとした彼女に非があったと思うのですが、
私は何も弁明もせず「申し訳ない」と一言誤ったのでした。
母親らしき人は何も言わず、私には関係ないという顔でおられました。
母親もホトホト困っておられたご様子。お察しいたします。
※写真はイメージです。